【翻訳Tips集】現役翻訳者が実践している10のコツ
翻訳の現場では、試験勉強とは違う「リアルな知恵」が求められます。
ここでは、現役翻訳者として日々実践しているコツを10個にまとめました。
勉強中の方・これから翻訳を始める方の参考になれば嬉しいです。
① トライアルは「相性ゲー」
実力があるのが前提ですが、同じ人が同じ時期に受けても、A社は合格・B社は不合格ということは珍しくありません。それくらい主観的な世界なので、落ちても過度に落ち込む必要はありません。
② 営業メールは「量→質」の順番が鉄則
最初は「量」で母集団をつくり、反応が出た層には「質」で勝負する。
一斉送信→統計を取る→反応あり→個別に深く書く、という流れがカギです。
量か質かではなく「順番と配分」で結果が変わります。
③ TOEICと実務翻訳は別物
TOEIC800点でも落ちる人もいれば、600点でも受かる人もいます。
翻訳は“英語力+文章力+リサーチ力”の掛け算。試験だけでは測れない力が問われます。
④ 複数クライアント制が最大の保険
翻訳収入には波がありますが“突然ゼロ”は少ないです。
複数クライアント制こそ最大の保険。会社員より安定している人も多いです。
⑤ 午前中の集中力を活かす
翻訳の勉強や作業は「午前中に重い作業を片付ける」のがコツ。
頭が冴えている時間に訳文を進めておけば、午後は軽い作業でOKです。
⑥ 辞書は“候補を並べる道具”と捉える
辞書は“正解を探す場所”ではなく“候補を並べる道具”。
候補を文脈に当てはめて初めて訳が決まります。1つでなく複数使うのがプロの基本です。
⑦ リサーチ力=翻訳力
専門用語は辞書にないことも多いもの。論文検索・特許検索・メーカーHP・ChatGPTなどを駆使し、情報の信頼度を見抜くのがプロのリサーチです。
⑧ スタイルガイドは“ルールブック”
クライアントのスタイルガイドは“ルールブック”。
内容が正しくても、ルール違反で減点されることがあります。初回で必ず目を通しておきましょう。
⑨ MTポストエディットのコツ
機械翻訳を直すときは「直すより訳す方が早い」と感じたら、潔くゼロから訳す。効率化と品質のバランス感覚が重要です。
⑩ 納期の余裕が信頼につながる
翻訳は納期1日前に出すだけで信頼度が跳ね上がることもあります。
ギリギリ提出より「余裕提出」で、次の依頼につながります。
まとめ
翻訳の世界は資格やスコアだけではなく、日々の工夫と習慣が大切です。
今回ご紹介した10のTipsを取り入れることで、案件獲得・品質向上・信頼アップに一歩近づけます。
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